原作 顎木あくみ
キャラクター原案 月岡月穂
作画 高坂りと
鬼や妖と呼ばれる、人と敵対するものを退治する異能者と呼ばれる超常の力を持つ家系に生まれた主人公・美世が政略結婚により嫁ぐことになるも、そこで今までの生活と一変し幸せを手に入れるお話
美世は本来なら家を継ぐ立場にあるものの、ある事情により小さい頃から虐げられて成長していきます
笑うことも忘れた彼女が嫁ぎ先で触れ合う人たちに支えられ、壁にぶつかる事もありながら、幸せと自分らしさを取り戻りていきます
主な登場人物紹介!
・齊森美世(さいもり みよ)
主人公
齊森家の長女だが、異能者の家系に生まれながら異能を持たなかったこと、異母妹の香耶が異能を持って生まれたことにより、使用人のような扱いを受ける
実母は2歳の時に亡くなっている
・久堂清霞(くどう きよか)
名家、久堂家の当主で、現代では最強格の異能者
容姿端麗だが冷酷無慈悲な軍人と思われており、過去の婚約者候補は逃げるように去っている
齊森家との婚約は両親により用意されたものだった
・齊森香耶(さいもり かや)
美世の異母妹
幼い頃から美世を虐げる母親の影響もあり、自らも姉を自分より下だと思うようになる
常人には見えない妖などを見ることができる「見鬼の才」を持つ
・辰石幸次(たついし こうじ)
齊森家同じく異能を継ぐ辰石家の次男
美世、香耶の幼馴染
香耶と婚約することになるが、実は美世のことが好き
・ゆり江
久堂家の通いの使用人
清霞のことを幼い頃から知る一人で、彼もゆり江には気を許している
嫁いできた美世のことも気遣う優しい人
簡単なあらすじ!
古くから鬼や妖といった人に害をなす存在を退治する異能者
その家系に生まれながら異能を持たなかった主人公、美世は家族から虐げられ使用人のような生活を強いられています
笑うことも忘れて19歳になった美世は、数少ない理解者である辰石幸次が妹の香耶と婚約したことをきっかけに、厄介者払いのように久堂家へ嫁ぐことを命じられます
久堂家は美世の齊森家や辰石家より格上なので、大事に育てられてきた香耶が嫁ぐのではと思いますが、当主の清霞が女性にいい印象を持っておらず、過去の婚約も全て破談になっていることから香耶ではなく美世を行かせることにします
ちなみに、本来は香耶に縁談の話が来ていたようです
嫁入り道具も持たず着物一枚で久堂家へ行くことになった美世
使用人のゆり江はそんな美世を暖かく迎えるが、当主の清霞は過去の婚約者候補達と同じように冷たく接します
そんな中、嫁いできた身でありながら齊森家にいた時のように朝早くから家事などをこなす今までの婚約者候補と違う美世を気になり始め、次第に惹かれていきます
美世も清霞やゆり江の優しさに触れて明るさを取り戻していき、異能を持たないことに悩みながらも清霞の傍にいたいと思うようになります
このまま平和に過ぎれば…と思いますが、齊森家や辰石家の思惑や、美世の実母の実家「薄刃家」も複雑に絡んできます
結婚から始まる恋愛ですが、美世がとにかく不憫ですね
本来は明るくしっかり自分を持った子だったはずですが、幼い頃から虐げられて育ったことによりすっかり自信もなくし、良家の令嬢でありながらそれとはかけ離れた生活を強いられます
美世にとって久堂家への嫁入りは幸せとなるのかどうか
また和風ファンタジーという事もあり、異能と呼ばれる様々な力も物語を左右するひとつです
異能は基本的に遺伝で、一般人には力はおろか妖などの存在も秘密とされています
複雑な生い立ちや二人を取り巻く環境を経て、美世と清霞の関係はどうなっていくのか
これまでの事を考えると幸せになってもらいたいですが…
よければぜひ読んでみてください!
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