原作 山田風太郎さん
漫画 せがわまさきさん
これは一度本当に読んでもらいたい
アニメや漫画にもなっていますが原作は小説です
祝言の約束をした二人がそれぞれ甲賀と伊賀の忍者で、徳川家康の世継ぎ争いに巻き込まれて戦うことになる、忍者版ロミオとジュリエットと言えるお話です
では少し長くなりますが登場人物紹介です
甲賀十人衆
・甲賀弾正(こうがだんじょう)
甲賀卍谷の現頭首
伊賀のお幻と昔恋人同士だった
・甲賀弦之介(こうがげんのすけ)
甲賀の次期頭首で、弾正の孫
伊賀の朧と恋人同士
殺意を持って向かってくる相手を自滅に追いやる瞳術を使う
・地虫十兵衛(じむしじゅうべえ)
四肢がなく、戦闘では蛇腹のようなもので並の忍者より速く走る
占いが得意
・風待将監(かざまちしょうかん)
蜘蛛のような外見
口から吐く痰がまさに蜘蛛の糸のような役割を持ち、甲賀十人衆の中でも戦闘力が高い
戦闘シーンは本当に蜘蛛
・霞刑部(かすみぎょうぶ)
壁や地面に溶け込む能力を持ち、体毛がないため服を脱いで溶け込むと全く区別がつかない
怪力
多分一番伊賀のことが嫌い
・鵜殿仗助(うどのじょうすけ)
かなりの巨漢(デブ)だが、その肉体のため物理攻撃がほぼ効かない上、弾性を活かして見た目よりかなり早く移動できる
伊賀は好きじゃないが、弦之介が望むならと和平には協力的ないい人
でも女好き
・如月左衛門(きさらぎさえもん)
お胡夷の兄でシスコン
相手の顔、声や体格までもそっくり模写する能力を持つ
甲賀十人衆の中で一番戦果を残すも、敵の人となりに触れ戦うことに戸惑いを見せる場面もある
・室賀豹馬(むろがひょうま)
甲賀の参謀的存在
弦之介の叔父
盲目だが夜間のみ弦之介と同じ瞳術を使える
・陽炎(かげろう)
絶世の美女でヤンデレ
彼女が情欲を持つと吐息が猛毒に変わり、相手を死に至らしめる
弦之介のことが好きで本来なら結婚できる家柄のはずだが、その能力のため可能性はゼロ
そのため恋仲の朧のことを憎んでいる
・お胡夷(おこい)
左衛門の妹で、兄様と慕うブラコン
ヒルのような体質で、肌を合わせた場所から血を吸いとる
豊満で無邪気な健康美
伊賀十人衆
・伊賀のお幻(いがのおげん)
伊賀鍔隠れの現頭首
過去弾正と恋人同士だったが、ある策略により敵対関係となる
鷹使いとしか知られてないが、あらゆる忍術を使えるみたい
今はおばあちゃんだが昔は超美人
・朧(おぼろ)
伊賀の次期頭首でお幻の孫娘
弦之介と恋人同士、めちゃくちゃ一途に慕ってる
見ただけであらゆる忍術を打ち消す破幻の瞳を生まれながらに持つが、オンオフができないため味方にも効いてしまう
・薬師寺天膳(やくしじてんぜん)
伊賀の副頭領
甲賀にかなり強い恨みを抱いており、過去の甲賀伊賀の因縁にも関係を持っている
小説、漫画、アニメでそれぞれ若干理由は違うが、お幻より長く生きている不老不死の存在
野心家で、朧を妻とし伊賀の頭領になろうと目論んでいる
多分この人も女好き
・筑摩小四郎(ちくまこしろう)
天膳直属といってもいい彼の部下
吸息により真空派を発生させて攻撃する吸息忍法かまいたちという技を使う
朧を姫様と呼び慕っている
好きなのかもしれない
・小豆蝋斎(あずきろうさい)
両手足を自在に伸縮させての体術を得意とする
お幻、天膳に並ぶ古株で、過去の因縁を知っているため伊賀の中でもひと際甲賀への憎しみが強い
基本的に甲賀より伊賀の方が憎しみが強い人が多いかもしれない
・夜叉丸(やしゃまる)
伊賀の中でもかなり若い血気盛んな忍者
黒縄という女性の髪を特殊に編んだ武器を使い、遠距離攻撃も得意とする
後述の蛍火と恋人同士で、甲賀との不仲は知ってはいるが争いより彼女といちゃいちゃしている方がいいと言いうほどの仲良し
・蛍火(ほたるび)
こちらも夜叉丸同様若いくノ一
あらゆる虫や動物を自在に操れるものの、一対一の体術ではそこまで強くないと思われる
作中では蛇や蝶を使っていた
夜叉丸の恋人でこちらもかなり愛が深く、若干ヤンデレ気味かもしれない
・雨夜陣五郎(あまやよじんごろう)
そこそこ年配の忍
体をナメクジのように変化させることができ、その特性を使って不意打ちや奇襲などを得意とする
ただ本物のナメクジ同様塩が苦手で、船の上でかなり怯えているシーンもある
・蓑念鬼(みのねんき)
全身体毛に覆われた忍者
その体毛を硬化したり伸縮したりと自在に操ることができる
かなり好戦的な性格で、盛んに甲賀や弦之介を討とうとするシーンが多い
・朱絹(あけぎぬ)
朧の世話役兼姉的な存在
甲賀への憎しみは他の忍者同様強いがかなり仲間想いな性格で、小四郎や朧を気遣うシーンが多々ある
全身の毛穴から血を噴き出すことができる忍法を使い、戦いでは目くらまし等に使われていた
上記それぞれ10対10で争います
元々『不戦の約定』という、双方戦ってはいけないという決まりが昔に作られましたが、徳川家康の世継ぎ争いに巻き込まれる形で約定が解かれ、再び争い合うことになります
その話を受けたのが当時頭首だった弾正とお幻だったんで、時代や過去のしがらみに勝てず受けることなったんでしょうね
弦之介と朧がすでに祝言を終えていたらまた違う方向に進んでいたんでしょうけども…
弦之介がお供とともに伊賀に遊びに来ていた時にその知らせを受け、約定が解かれた真意を確かめるため一度里に戻ります
そして、二人はこれ以降お互いの姿を映し合うことはできません
もう何回見直しても号泣して止まらないです
祝言を間近に争うことになった二人、時代が違えば絶対幸せになれただろうに本当に辛いしか言いようがないです
アニメ、漫画、小説それぞれそんなに長いお話ではないので、ぜひ全部楽しんでもらいたい!
特にアニメのオープニングは『陰陽座』さんが担当しており、黒猫さんの歌唱力もさることながら、朧の心情が歌詞に表れてて最高の一曲です
イントロの笛の音からもう心を持っていかれました
ぜひ聞いてみてください!!
試し読みはこちら
こちらは小説です!
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